昨年の「台風19号被害の状況」について

お知らせ

昨年の台風19号(10月12日)では、場内が壊滅状態となりました。

 

《台風当日の画像がこちらです》

(10月12日・15時頃) 陸まで上がってきた大水。

(10月12日・20時頃)管理棟の横まで水がきました。

台風当日は、今までに経験したことの無いような丸一日降り続いた強い雨。
さらに、野呂ロッジの上流にある「道志ダム」がゲート開口最大での放流量となり、加えて支流からの合流もあり、野呂ロッジの前を流れる道志川の水はみるみる陸に乗り上げてきました。
夜8時頃まで野呂ボスは野呂ロッジの安否を見守るため野呂ロッジにいましたが、上流側にあった野呂ロッジの物置、ヘリコプターが目の前を流れ下っていくのを確認、「もうこれは、管理棟もそろそろあぶない!」という状況になり20時頃避難しました。

 

《台風翌日の様子です(10月13日)》

車1台も通れぬ幅となってしまった陸地(陸地ほとんどが崩壊)

 

場内の奥に置いてあった重機が大水により管理棟の近くまで流されてきてました。

 

バンガローが並ぶ中間地点から奥の建物すべてが流され、無くなりました。(バンガロー半数・資材置き場のもの全て・大型トラック・物置全て・ほか。)
テントサイトも崩壊し影も形も無くなりました。

 

残ったバンガローは全て傾き、その前にはガレキが山積みに。

 

陸地が崩壊し、そこは大河となりました。

 

残った陸地には場内にあったもの・流れ着いたものが散在。

 

バンガロー内は濁流で壁が壊れ、土砂が堆積。

 

上流側から見た様子。残された陸地はわずかでした。

増水で崩壊した炊事場。
何人もの人手でやっと動く、赤い大きな発電機も水に押されて移動してました。

台風翌日、私達は現状把握をするためあまりにも狭くなってしまった陸地の隅々まで歩き回りました。

そして、次に思ったのは「どうにか、また、再建するしかない!」。ただただ、それのみでした。

スタッフみな気持ちを言葉に出して確認などしなくとも、思っていることは一緒でした。

 

幸い、管理棟とテラスは無事でした。
ご来場された方々が顔を出してくださるここが被害無く残っていてくれたことに胸をなでおろしました。

そして、野呂ロッジの「白い看板」ーーー。
ガレキの中に埋まってました。
ボランティアの方が「おーい!あったよ、これ!」と引っ張り出し持ってきてくれました。
よくぞ残っていてくれた・・・と、汚れて波打った木の看板により一層愛着がわき、
それ以降テラスの一番目立つ場所に飾ってあります。